ミラノのドゥオーモ
ミラノ1日目です、
まず最初の観光はミラノのドゥオーモです!
淡い色の大理石がとても可愛いです^ ^
ミラノのドゥオーモは聖母マリアに捧げるために1386年に着工されました。
元々この場所にはサンタ・マリア・マッジョーレ教会があったそうで、主祭壇はこの時のものが使われてるらしいです。
中に入るとこんな感じ。
とっても古いです、広さは世界で2番目らしいです。ちなみに1位はもちろんバチカンのサン・ピエトロ大聖堂! 天井もすごく高いです。
入り口付近から、地下の考古学エリアへも行けるので見落とさないように注意です!
この大聖堂は、完成まで400年ほどかかりました。
宗教改革や戦争でなんども中断され、ミラノを征服したナポレオンによって1813年に完成しました。
祭壇の後ろの方にはステンドグラスの大窓があります。
聖書の聖母マリアや聖人のエピソードが描かれています。
ミラノは約500万人のカトリック信者がいて、世界最大の司教区らしいです。
教会内には像もたくさんありますが、その1つに皮がなく筋肉と血管が丸見えの男の像があります。見てるだけで痛々しいですが、これはバルトロマイと言うイエスの12人の使徒の1人で、皮剥ぎの刑に遭い殉教した人です。
彼が身に纏ってるのは、剥がされた自身の皮です。
痛々しすぎるので写真をとりませんでした、、、
聖バルトロマイは、一昨日行ったバチカン美術館の「最後の審判」にも描かれていました。
ミケランジェロの描いた世界のはじまりと終わり【システィーナ礼拝堂】
屋上にも登れます!
チケットは階段付きもしくはエレベーター付きのものを買いましょう。
ドゥオーモには135本の尖塔があり、その先に聖人の彫刻が立っています。
下からみると彫刻の顔なんて全く見えませんが、屋上にくると見えますよ^ ^
※高いところ苦手な方はきついかもしれません💦
一番高いところに金の聖母マリア像がありますが、昔はこのマリア像より高い建物は建ててはいけなかったそうです。
ドゥオーモのチケットでドゥオーモ美術館の見学も可能です。
像や聖具、ステンドグラスや絵画が展示されています。
写真は「ユディトとホロフェルネス」です、17世紀の作品。
美術館内からサン・ゴッタルド・イン・コルテ教会に入れます。
14世紀の教会で、ピンクで統一されていてとっても可愛いです^ ^
案内に気づかず通りすぎたら、スタッフの方がわざわざ声かけてくれました笑
順路から一度外れて外に出て入ります。
ガレリア
ディズニーランドのワールドバザールのモデルにもなった、「ヴィットーリオ・エマヌエーレ二世のガレリア」です。
初代イタリア国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ二世の名前がつけられていて、ドゥオーモの向かって左側にあります。
プラダ本店があり、幸運の訪れる仔牛のモザイク画で有名ですよ。
イタリアの建築家ジュゼッペ・メンゴーニによって1877年に完成しました。
上部の絵や、中央の床に描かれているイタリア王国と4都市の紋章も素敵です!
スカラ座
ミラノと言ったらスカラ座じゃないでしょうか。
私はイタリアに来るまで、「最後の晩餐」がミラノにあるって知らなかったので、^^;
中学生の頃読んだ漫画にスカラ座が出てきたので、ミラノと言ったらスカラ座のイメージがあり、いつか行ってみたいと思っていた場所でした〜
思ったより外観はシンプルですね。
内部はスカラ座博物館から見学できます!
ヨーロッパの劇場ってどこもすごく豪華で、見てるだけで楽しいですよね。
余裕があればオペラやバレエなども観てみたいですが、今回は割愛します^^;
スカラ座は1778年に建てられました。
その前にはテアトロ・ドゥカーレ(王室大公宮廷劇場)と言う劇場があり、
この王室大公宮廷劇場では、モーツァルトも訪れオペラを上演したみたいです!
1776年に劇場が火事で焼失した後、サンタ・マリア・アラ・スカラ教会のあった場所に建てられたのが、現在のスカラ座だそうです。
劇場内は赤で、広間は黄色、博物館(展示室)は青色で統一されていて、とても可愛いかったです!
だまし絵教会
スカラ座からまたガレリアを通り、ドゥオーモ広場を通りすぎて数分歩くと、サンタ・マリア・プレッソ・サン・サティーロ聖堂という、小さな教会があります。
別名だまし絵教会といい、ルネサンス期の建築家ドナト・ブラマンテの代表作品の1つです。
上の画像では奥行きがあるように見えたのが、こちらの写真では平たくなってるのがわかるでしょうか?^ ^
ブラマンテはここミラノでレオナルドとも出会っています。
その後ローマではバチカンのサン・ピエトロ大聖堂の建築も担当しています。
祭壇にある聖母マリアのイコンは血を流したと言う伝説があり、この教会が建てられた所以です。
アンブロジアーナ図書館&絵画館
だまし絵教会の後は、更に少し歩いてレオナルド・ダ・ヴィンチの手稿があると言うアンブロジアーナ図書館へやってきました。
図書館の隣に教会があったので入ってみます。
観光客が1組いました、天井画が素敵!
図書館の入り口は、この教会の入り口の反対側にありました〜
アンブロジアーナ図書館は、枢機卿のフェデリーコ・ボッローメオがプロテスタントの宗教改革を止めるために1603年に建設が開始され、カトリックに関する資料などを集めて図書館となりました。1625年には美術院も作られます。
ヤン・ブリューゲルの作品です、
ブリューゲルっていっぱい居すぎて誰が誰だか分からなくなりません?笑
独特の青色に花が散っていて可愛い絵でした。
こちらはカラヴァッジョの「果物籠」です。
美術史上初の静物画と言われ、当時歴史画や肖像画が絵画の格上とされていたのに対し、林檎にも聖母マリアの絵と同じくらい価値があると主張し描いた作品だそう。
個人的には林檎もすごいですが、ぶどうがすごいと思いました、、。
他にもバチカン美術館にあるラファエロの「アテネの学堂」の下絵用のデッサンもあります!
バチカンの完成品と同じサイズで、もう一度この絵を間近でみれて感動です^ ^ 一昨日ぶりですね笑
写真はレオナルドの手稿です。
他にもレオナルドの作品で「音楽家の肖像」と言う油彩画もあります!
今日の目的であるアトランティコ手稿は、レオナルドによる数学、幾何学、天文学、植物学、動物学、土木工学、軍事技術などに関するデッサンやメモからなる手稿集で、現在12巻にまとめられています。
デッサンの無駄のない綺麗さはもちろん、文字も例の鏡文字で描かれていて面白いです^ ^
この手稿集はミラノがフランスの支配下になった時に徴収されましたが、返却されました。
帰り道
図書館から出るとすっかり暗くなっていました。
夜のドゥオーモです!
昼とは違う威厳がありますね、
ここから地下鉄でホステルまで帰ります〜
明日は「最後の晩餐」をみに行きます!
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